“古都”京都の伝統的野菜
1200年間もの間、永く日本の中心として栄えた京都において、
寺社仏閣を中心に精進料理が発達しました。
京料理の貴重な材料として京野菜が生み出され継承されてきました。
明治時代以前の栽培の歴史を有する、
伝統的な京野菜が今や全国から注目を集めています。
京野菜は外見や広域流通の便を主眼とする、
現代市場向け商品としての品種改良をされていないために、
外見では変わった形のものが多いですが、
栄養面では一般的な野菜を上回ります。
栽培や収穫に手間がかかることから次第に農家が敬遠したため、
ついには一部の品種が絶滅してしまいました。
賀茂なす
北区賀茂が特産地とされています。
貞享元年(1684)には記録が残っており、
既に栽培が始められていたと考えられます。
収量は少ないが人気のある京野菜です。
九条葱
明らかな起源はありませんが稲荷神社建立(711年)の時にネギを栽培したとされています。
その後九条地区で多く栽培されました。
細い物は薬味に、太い物は鍋物に利用されています。
今も関西の葱の主流です。
万願寺トウガラシ
大正末期頃満願寺で誕生とされています。
15cm位の肉あつで柔らか、甘みがあり、
栽培も比較的簡単で現在も収穫量は多いです。
現在も人気があります。
万願寺トウガラシの独特な風味には、
血液をサラサラにする効果があります。
ミズナ
水菜(京菜)の記録が初めて現れるのは1683年。
それ以前から栽培されていたものと思われます。
肉類の臭みを消す作用があります。
鍋物に人気の京野菜です。